2011年6月29日水曜日

#28 ワンアイデア

ワンアイデアで課題を解決していく。
ワンアイデアで商品(対象)が発する価値を上回る価値を提供する。

それこそがクリエイティブジャンプの意味する事なんじゃないかと思います。

今年のカンヌで受賞した作品の中で、僕が心を動かされたものにはすべてこの要素が含まれていたと思います。

もちろん、カンヌで受賞しているということは基本的にクリエイティブジャンプが含まれているとは思いますが、
その中でも足下をすくわれたような、不意打ちを食らったような、そんな感覚すら感じる作品を選んで考えてみました。





枕の購入の回転率が悪いという課題に対して、どんなアイデアが考えられたのかはわからないけど、このシンプルなソリューションが実際に購買をあげている!!

すごい、良いソリューションだと思う。

このアイデアを動画で見て、最初はそんなに凄いとは思わなかったけど、考えてみたら、やっぱり凄いと思った。

派手なソリューションもたしかに魅力的で良いソリューションかもしれないが、なんだか粋な技を見せられたという感覚がこの作品を見て思う所だ。


こんな生きてる、粋なソリューションを考えられるようになりたい。

2011年6月17日金曜日

#27  0→1?1→10?論  ver stevetaikiの勝手な解釈

0→1ってなに?
1→10ってなに?

本当にそれ0→1?


そんな疑問をココ最近特に感じる。










自分の中の0→1ってどんな感じなのかを勝手に考えてみる。

単純なイメージで行くと『自分のなんかしらの欲求をもとに、新たなモノを生み出す。』
マークザッカーバーグも別に誰かのためにfacebookをつくったのではない。

単純にダイレクトに自分が欲しいもの、こうなって欲しいものを具現化して実際につくっちゃうことを0→1って思っています。







1→10はというと、『自分のためにつくったものが、他の人達に受け入れられていく。』ていうことだと思います。
これには様々あると思います。

・自然と周囲がその価値に気づいて、広まっていく。受け入れられていく。
・第三者がそのものの良さを抽出して、伝えていく。
・作成者の最初の意図とは、別に新たな価値を他者が勝手に見出して広まっていく。

などなど











このコトを前提とした上で、思う事。

0→1をやる上で大事な事。
そのサービスやモノをつくるヒントになったものは、自分オリジナルの発想だろうと、他の人の発想だろうとどうでも良くて
大事なのはそのヒントとなるもの、発想の起源が自分の欲求で(も)あるかどうかだと思う。

0→1をやっている人が、相当な体力が必要だから、絶対に創りたいんだっていう情熱を持たないとやっていけない。
ってよく言うのはそういう事だと思う。


市場にはこういうニーズがあるから、このサービスをつくろうというのは結局、その市場で留まってしまう気がする。
市場のニーズを考えるのは1→10のフェーズ。早くても、0.5→1の段階なんじゃないのかな。


世界に社会に波及するもの。それは結局、最初から多くの人数を巻き込もうとして創られた一般的なモノではなく、ある特定の人(極論、自分)が欲しいもの。最高にエッジの効いたものが、上記の1→10の過程を踏んで、波及していくと思う。


汎用性をコンセプトに含むのではなくて、エッジの効いたドメスティックなコンセプトの価値をメタファー抽出する時に、汎用性を考える事が面白いものを創れる。


そして今、僕は何をするべきか。

・0→1のヒントを見つけられる経験を多くすること。
・1→10のうち、製作者の気づかない新たな価値を自分の中で生み出す癖をつけること。

この二つを社会人になるまでの義務にしようと思っています。

とにかく、こんなの欲しいとか、こういう事したいとか、こうなったらもっといいのにをストックすること。
情報を何となく、面白いとか素敵とかで受け流すのではなくて、今まで以上にしっかりと気になった情報にはしっかりと噛み締めてひとつ腑に落ちるカタチにしていく。

そんなことをしていきたいと思います。

以上、事例紹介とかではない、久々に更新した自問自答ブログでしたw

2011年6月2日木曜日

Twitter: picture what's happening now

#26 3D holographic Fashion Show

3D Holographic Fashion Show from Tim Jockel on Vimeo.



すごい世界観!!

モデルがコレクションを見ている人の視界を遮る事が多々ある。
コレクションモデルが直線上でランウェイしているものは対して問題ではないが、最近では、ランウェイが減り、展示会のようなものがかなり多い!!
また、コレクションも直線上をただ歩くのではなく、かなり複雑な動きをモデルが歩く事も多い。
そんなとき問題なのは、見ている人の前をモデルが帰り際に視界を遮ること。

正直、自分勝手ではあるが、基本的にコレクションは世界観がとても重要なファクターであることからもこの3D Holograph はかなり使える手法だと思う。

あとはどのようにして素材であったり、質感を伝えられるかそこが課題なのかもしれない。